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2017-10-19

背中シャーリングについて

皆様こんにちは。本日は「背中シャーリングの効果」についてご紹介いたします。


シャーリングとは裏にゴムを配し細かいギャザーを寄せたもので、キールステンのベストとブラウス、ヘルミーナのベストとブラウスなどに採用されています。

編み上げは小さい方へのみ調節ができますが、シャーリング仕上げはゴムを配して布を寄せていますので、大きくするほうへ若干の余裕があります。
そのため、バスト・ウエストの表記が最小サイズの表記になっています。

最小サイズとは、シャーリングを伸ばさず、また腰リボンで調節もしていない平置き状態のサイズです。
最小サイズからプラス15cm程度、シャーリングのゴムを伸ばすことが可能です。
また、ベストには腰リボンが付いておりますので、リボンを結ぶことで最小サイズからマイナス5cm程度ウエストを絞ることも可能です。

シャーリングがない衣装の場合、表記されている最大サイズをボディサイズがオーバーしていると、ご着用いただくことはできませんが、背面シャーリングタイプの場合は、表記されている最小サイズをオーバーしていても、シャーリングを伸ばしてご着用いただくことができます。
「じゃあ余裕をもったサイズを選ぶのと、シャーリングを伸ばして着るの、どっちがいいの?」
というわけで、ウエスト65cmのスタッフがMLサイズとSサイズを着てみました。
※キールステンやヘルミーナはブラウスとスカートがほぼフリーサイズであること、ベストが実質バストをふさぐデザインではないことから、ウエストサイズがサイズ選びのポイントになるかと思います。


まずはMLサイズです。
MLサイズのウエスト最小サイズは70cmなので、5cmの余裕があることになります。


腰リボンで最小サイズに調節しておりますが、全体的に余裕がある感じです。
小さくする方への調節が腰リボンしかないので、編み上げタイプに比べるとあまり調節がききません。


次にSサイズです。
Sサイズのウエスト最小サイズは58cmなので、後ろのシャーリングを7cm程度伸ばしていることになります。


少し分かりにくいですが、シャーリングが伸びて左右に開いています。


シャーリングを伸ばして着用した場合、ゴムに引っ張られるので、若干締め付けられている感があります。
苦しくて不快というほどではありませんが、帯で締め付けられるような圧迫感があります。
また、ベストとブラウスが擦れるので、汗をかきやすい季節の場合、色移りの可能性もアップしてしまうかと思います。

個人の感想ですが、撮影などであまり動きがいらない、長時間着用しないならぴったりフィット感のあるSサイズ。メイド喫茶のお給仕など、動く必要があり、日常的に着る・長時間着るならMLサイズというイメージです。


ちなみに、シャーリングを伸ばしてお召しになった場合、ゴムに布が引っ張られてウエスト部分に皺がよってしまうことがあります。
そんなときは中央のリボンを緩めて前を開くと余裕ができて皺が解消されますので、ぜひお試しくださいませ。

長々とご説明いたしましたが、サイズ選びで迷われた時は、ぜひお気軽にご相談くださいませ。